ビルバオ2日目の朝もまた昨日と同じカフェへ。
ここの雰囲気がとてもよくて、居心地が良いんです。
マダムも優しくて素敵な方。
今朝は念願の搾りたてオレンジジュースがあったので、迷わず注文しました。
ひと口飲むと、何これ!
ほんとにオレンジを絞っただけ⁈
想像を超える美味しさで、一気飲みしてしまいました。
一緒に頼んだのはツナのボカディーリョ。
一見シンプルだけど、すごく美味しかった。
ツナの中に、赤い唐辛子ペーストのようなものが挟んであって、これがピリッとあとを引きます。
ホテルに帰ってから朝食第2弾。
チュロスかと思いきや、クッキーでした。
先ほどのカフェで、バスの中で食べる昼食と一緒に持ち帰りにしてもらったものです。
甘すぎず、サクサクして歯にくっつかない感じが好みでした。
やっぱりヨーロッパの小麦は美味しいなぁ。
ホテルをチェックアウトして、予定通りにBilbao Intermodal行きのバス停へ。
Bilbao Intermodalから事前予約してあるサンセバスティアン行きのバスに乗る予定なのです。
ここまでは順調でした。
ところが、定刻になってもそのバス停に来るバスはビルバオ空港行きのバスばかり。
みんなそのバスに乗って行きます。
私の中のいたずらっ子がそっとささやきました。
「このバスでも行けるんじゃない?」
そしてその声を信じて、実際に乗ってしまったのです。
Bilbao Intermodalまでは10分ほどで着くはず。
それなのに10分を過ぎても次の停留所に止まる気配はなく、高速道路みたいな道を走ってる…?
ど、どうしよう。
心臓がドキドキしながら、いや大丈夫。まだ間違いと決まったわけじゃない。と自分に言い聞かせるも虚しく、到着したのはやっぱりBilbao Intermodalではなくビルバオ空港でした。
まだ日本に帰るわけじゃないのに。
とりあえず落ち着こうと空港のベンチに座り、ここからサンセバスティアンに行く方法をネット検索。
30分後に出るバスがありました。
ビルバオ空港からサンセバスティアンへの便は結構頻繁にあるんです。
Bilbao Intermodalとビルバオ空港がそんなに離れていなかったのも不幸中の幸い。
さっそくバスチケットを購入するために販売機を探し、手続きをしようとしたら「お手伝いしましょうか?」と空港の女性スタッフが声を掛けてくれました。
事情を説明すると、新しいチケットを発券してくれて、親切にバスの乗り口まで歩いて教えてくれたのです。
助かったぁ。
事前に予約購入していたBilbao Intermodalからサンセバスティアンへのバスチケットはキャンセルになってしまったけれど、結果的にサンセバスティアンに到着する時間はさほど変わらず、今日の予定に何も影響はありませんでした。
ツイてるな、私。
問題を起こしたバス停。
サンセバスティアン行きのバスの中で食べたハムと野菜のボカディーリョ。
サンセバスティアンに到着しました。
さっきまでは雨だったのに青空が!
今日から3日間お世話になるホテル Intelier Villa Katalina。
ベランダから見える景色。
なんだか緊張して疲れが出たので、少しベッドに横になりました。
19時30分からのピンチョスツアーのために体力を温存しておこう。
19時、重い腰をあげて動きはじめます。
ガイドのロコさんとの待ち合わせはマクドナルド前。
せっかくだから、ゆっくり街を散策しながら向かいました。
ホテルの裏にあるサン・セバスティアン大聖堂。
ラ・コンチャ海岸。
サンドアートは不思議の国のアリス?
マグドナルド前ではすぐにロコさんと合流できました。
とても気さくな話しやすい方で、おすすめのバルとピンチョスを教えてもらいました。
バスク滞在20年ということでスペイン語はペラペラだし、スタッフとも仲良し。
オーダーもすべておまかせで頼りになります。
1軒目はGOISZ ARGIのエビの串焼きとチャコリ。
2軒目は超有名店Bar Sportのフォアグラ焼きと赤ワイン。
3軒目はTxepetxa Tabernaのアンチョアのピンチョスとチャコリ。
4軒目はGandarias Jatetxeaの牛フィレ肉と赤ワイン。
5軒目は バスクチーズケーキ発祥といわれるLa Viñaで定番のバスクチーズケーキとカフェラテ。
結構食べました。
こんなに食べられるなんて感激!
お酒を4杯も飲むなんて、私にしては本当に珍しいことです。
やっぱり人と会話を楽しみながら食事をすると違うんだなぁ。
同じお料理やお酒でも美味しく感じるから不思議。
会話は食事をする上で大切なスパイスなのだと実感しました。
22時を過ぎ、ほろ酔いの女性がひとりで歩いていても安全なサンセバスティアン。
最高!!