大事に持ち帰ったスペイン産オリーブオイルとリオハの赤ワインとチャコリのロゼ。
旅行に行く前は不安なことだらけでした。
体調が悪くなったらどうしよう。
脚が痛くて歩けなくなったらどうしよう。
さらに不安がエスカレートすると、
携帯が壊れて使えなくなったらどうしよう。
スリにあって一文無しになったらどうしよう。
などなど、考えられるリスクを挙げればキリがありません。
そんなことばかり考えていたら何もできない。
最悪、死ななきゃなんとでもなる。
そう思ってえいっと飛び出したわけですが、結果的に行ってみて本当によかったです。
体調は良好で食べたいものはほとんど食べられたし、脚もまったく痛くならなかった。
特に大きなトラブルもなく、無事日本に帰ってくることができました。
旅に多少のハプニングはつきものだし、過ぎてしまえば笑い話です。
最初から最後までずっと緊張しっぱなしだったけど、ひとつひとつミッションをクリアしていく感じがゲーム感覚で楽しかったし、何より「できた!」という達成感がたまらなく嬉しかった。
シャルル・ド・ゴールから羽田までの機内では、やり切った満足感と安心感で爆睡でした。
羽田空港の到着ロビーを出ると、なぜかそこには娘達の姿が。
ちゃんと帰って来れるか心配でたまらず迎えに来たそうです。
子どもに心配される母親ってどうなんだろう…。
嬉しいサプライズでした。
帰宅したら犬達が尻尾を振って大喜び。
夫と息子も温かく迎えてくれました。
家の中が何も変わっていないのは、私がいない間みんなで仲良く協力し合って家事を分担していてくれたからですね。
私はなんてしあわせなんだろう。
最高のギフトを贈られた気分です。
明日からいつもの日常がはじまる。
旅は非日常だから楽しいけれど、こうして帰ってくる家があるからこそなのですね。
私ももっと今を楽しんで生きよう。
バスクの人達のように。