オンダリビアではじめての朝を迎えました。
本当にスペインにいるんだ、私。
来てみたかった場所に来ることができたんだ。
胸にじーんと込み上げてくるものがあります。
窓ガラスに反射する太陽が神々しい。
さあ、朝ごはんを食べに行こう。
バスクでははじめての朝食ビュッフェです。
私が食べたものたち。
少食の私にはこれが限界。
たくさん食べられる人はいいなぁ。
今日はフランスバスクツアーです。
ロコさんにホテルの近くまで車で迎えに来てもらいました。
40分ほどで国境を越え、まずはバイヨンヌへ。
バイヨンヌ市庁舎。
老舗のチョコレート屋さんDARANATZとCHOCOLATERIE CAZENA BAYONNE。
サント・マリー教会。
バイヨンヌの街はシックで落ち着いた色合い。
バイヨンヌのマルシェ。
新鮮な果物や魚介類。
商品の並べ方もおしゃれ。
ロコさんが素敵なレストランを予約していてくれていました。
私が頼んだのは、牛肉の煮込みとマッシュポテト。トッピングされているのは青リンゴです。
デザートはチョコレートブラウニーのムース。
このお店はフランス人のお友達が紹介してくださったという地元の方に人気のお店で、たしかに観光客らしい人はまったく見かけません。
こちらの住民になった気分を味わえて感激でした。
今日の天気予報は晴れだったのに、突然雨が降ったり止んだり忙しいお天気。
レストランに入っているときにザーッと大雨になったと思ったら、出るときにはすっきり晴れ渡っていました。
バスク地方ではよくあることなので、出掛けるときはレインコートと傘が手放せません。
サン・ジャン・ド・リュズに移動します。
ルイ14世とマリーテレーズが結婚式を挙げた
サン・ジャン・バティスト教会。
威厳があってため息が出るほど美しいです。
サン・ジャン・ド・リュズの街並みと海。
マカロンで有名なMACARONS ADAM。
そしてフランスバスクで購入したお土産。
フランスバスクツアーとっても楽しかった!
自分ひとりの力ではここまで回ることなんてできなかったから、ロコさんには本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
ちなみに私がいうロコさんとは 、「ロコタビ」という 日本人のための個人間サービス取引プラットフォームで知り合った、オンダリビアにお住まいの日本人ガイドさんです。
異国の地で誰も知り合いがいない中、たったひとりで旅をすることはとても心細いものです。
そんなとき、その土地に詳しい日本人のガイドさんがいてくれたら助かります。
私は7泊9日の旅で3日間、同じロコさんにガイドをお願いしました。
海外で日本語を話せる相手がいたらストレスが大きく軽減されると思ったので。
今回お願いしたロコさんはとても気さくで話しやすく温かいお人柄で、ガイドさんというよりも歳の離れた友人のような距離感で接してくれたことが本当にありがたかった。
実際に現地に住んでいる人にしか聞けない話からプライベートな話まで、オープンなおしゃべりも楽しかったです。
緊張で凝り固まっていた心と体が柔らかくほぐれていくのがわかりました。
お昼に食べたものがまだ消化されてなくてあまりお腹が空いていなかったけど、オンダリビア最後の夜、このまま終わるわけにはいきません。
昨日食べそびれたMIKAを味わうために、ロコさんからも強くおすすめされたBar Gran Solへ。
MIKAの生みの親ミカエルさんはこのBar Gran Solから独立された方なので、こちらのお店でもいただくことができるのです。
19時半のオープン直後なのに、もうすでに賑わっています。
奥のテーブル席がひとつ開いていました。
ラッキー!
若いウェイターにチャコリとMIKAをオーダーしました。
これがMIKA!
食べるのがもったいないくらい綺麗です。
ピンチョスの概念を覆す芸術作品ですね。
パンジーのエディブルフラワーははじめて食べました。
バゲットの上にアボカドソース、エビのフリットの上にのっているのは海藻でしょうか。
満足です。
もう悔いはありません。
バルからの帰り道、すぐにホテルに帰るのはもったいない気がして、あてもなくぶらぶらと街を歩きました。
もう20時を回っているのに外はまだ昼間のように明るく、子ども達や犬達が遊んでいます。
お酒を飲みながら、雑談しながら、それを温かく見守る大人達。
平和だなぁ。
子どもも大人も犬もみんな今を楽しんでる。
こんなにきれいな海と山と美味しいものに毎日囲まれて、しあわせじゃないわけがない。
オンダリビアに住む人達に穏やかな人が多い理由を少しだけ垣間見れたような気がしました。