今日の夜は私ひとり。
子育てが終わって、こんな日が多くなりました。
さて、何をして過ごそう。
夕食をとりながら、映画でも観ようかな。
おすすめの映画を検索したけど、どれもピンとくるものがありません。
不意に、私の脳裏にかすかな記憶が甦りました。
そういえば何年も前に、時間に余裕ができたらゆっくり観ようと思って購入したDVDがあったのです。
今がそのときではないか!
それは、私が大好きだったテレビドラマ「大草原の小さな家」のDVD。
私がまだ小学生か中学生だった時代に放送されていたドラマで、毎週このドラマを観るために学校から急いで家に帰っていたことを思い出します。
大げさかもしれませんが、このドラマが今の私をつくったと言ってもいいでしょう。
大事なことはすべてこのドラマが教えてくれました。
いつも明るく前向きで頼りがいのある父さんと、優しくてきれいな母さん。
賢く美しい長女のメアリーと、お転婆だけど心優しくしっかり者の次女ローラと、まだ幼くて甘えん坊のかわいい三女キャリーと、愛犬ジャック。
私と共通するものは3姉妹であることだけです。
でも、主人公ローラも私と同じ次女なのでなぜか勝手に親近感を覚えていました。
当時、このドラマを観ると毎回必ず感動して泣いていたことを思い出します。
どうしてこんなにも心が震えたんだろう?と私なりに理由を考えた結果、ありふれた表現ではありますが、愛を感じたから、としか答えられません。
家族、友人、動物、自然。
この物語すべてに愛があふれているのです。
思春期でささくれ立っていた私の心が、毎週このドラマを観て涙を流すことにより浄化されていたのでしょう。
このドラマの中心であるインガルス一家は私の理想の家族そのものでした。
将来こんな家庭をつくりたい。
この気持ちを忘れないように、録画しておこう。
そう思って撮りためたビデオテープが数10本。
やがて結婚し、子どもが生まれても、ずっと大切に残してきました。
いずれ子どもたちにも観せてあげたいという思いもあったのです。
しかし、とある事情によりその大切なビデオテープを手放すことになるのですが、宝物を失う悲しみに浸る余裕もないくらい辛い日々が続きました。
それから数年後。
波瀾万丈だった私の人生が安定し、Amazonで「大草原の小さな家」のDVDを見つけたときの喜びは忘れられません。
もちろんすぐに購入しましたとも。
もうビデオテープではなくDVDの時代になっていました。
やっと取り戻した私の大好きな「大草原の小さな家」。
せっかく手に入ったものの、観る時間がない…。
長い間クローゼットに眠っていました。
そして今日、ついに再び観ることができたのです。
1話目を観終わった私は泣いていました。
やっぱり愛にあふれた素敵なドラマです。
40年以上も前に観たドラマなのに、今もあの時と同じ感動を味わっている自分に驚きました。
本当にいいドラマは何年経っても色褪せないんですね。